HSS型HSPのまさしです!「自分の働き方って、本当にこれでいいのかな…」と悩みながらも、日々の仕事をこなしているHSS型HSPさんはいませんか。
たとえばフリーランスや起業など、会社員以外の働き方を考えてみたものの、それらを実現するのは簡単ではないですよね。
HSS型HSPさんは刺激を求める一方で感受性が強く繊細なので、「一般的な働き方」では消耗しやすく、自分らしい働き方を見つけるには工夫が必要です。
この記事では、HSS型HSPブロガーである私が考える「HSS型HSPに合った自分らしい働き方」について解説していきます。
自分の性質を理解し、会社員とフリーランスの働き方の本質を知ることで、自分に適していない選択を続けるリスクに気づき、自分らしい働き方を見つけるヒントを得られるはずです。
あなたが「自分らしく働く」ための第一歩を踏み出せるよう、ぜひ最後までご覧ください。
HSS型HSPが会社で消耗する理由

まずはHSS型HSPの特性と、HSS型HSPが一般的な会社で働くとなぜ消耗するのかを解説していきます。
HSS型HSPの特性
HSS型HSPの特性は、大きく2つあります。
- 強い刺激を求める⇆退屈を感じやすい
- 繊細で考え込みすぎる
HSS型HSPは矛盾する2つの性質をあわせ持つため、そもそも社会生活自体が苦手という方も少なくありません。
にもかかわらず、会社で求められることは非HSS型HSPさんと同様で、それをうまく理解し実践していくのは本気で大変です。
会社員として働くことで感じやすい悩み・ストレス
HSS型HSPが会社員として働く中で感じやすいストレスはさまざまですが、ここでは私が特に感じた代表的な悩みを2つご紹介します。
- 【HSSの悩み】反復的な作業が次第につまらなく感じる
- 【HSPの悩み】人間関係に気を遣いすぎて消耗する
私の仕事はとくに反復的な作業が多く、ルーティンワークもいい塩梅で手を抜ければいいのですが、私は「0or100思考」なのでそれがうまくできず。
日々変化の少ない仕事が次第に苦痛になり、その場から離れたくなる辛さと毎日闘っていました。そのため、何度もデスクから立ち上がりコーヒーを汲んだり、意味もなくトイレに行ったりとひどい社員でした。
そのうえオフィスにいる人たちにはとにかく気を遣い、勝手に掃除をしたり、報連相を必要以上にしたり、たまに無理して残業をしたりして消耗。
私の中で「これくらいはできるでしょ」という自分への高い期待があったため、他者への期待も高く、毎日勝手にメンタルを病んでいくことに。
このように、HSS型HSPの私は自然にしていても消耗してしまうだけなので、結果的に会社との相性はよいとは言えませんでした。
HSS型HSPにはフリーランスが向いている?会社員以外の働き方とは

皆様も薄々感じている通り、HSS型HSPが会社員として上手に働くのは困難ですよね。
なおかつ、皆仕事について悩み続けたくないと思います。だからこそ私が提示するのは、会社員以外の働き方です。
そこで次は、会社員とフリーランスの本質的な違いを解説します。
安定の会社員:メリット・デメリット
会社員として働く最大のメリットは、収入が安定している点です。
20日前後仕事をした対価をもらうシステムのため、自分の収入を管理できる方や高収入が期待できる方は、貯金もでき、将来の見通しも立てられておすすめ。
一方、会社員として働くのであれば、自分が持つほとんどの自由を諦める必要があります。
自由は人によって異なりますが、一般的には時間や言動、人間関係の自由はほとんどないと言えます。
自由のフリーランス:メリット・デメリット
フリーランスとして働く最大のメリットは、自由である点です。
すべて自由に自分で決定できるため、住む場所も働く人も収入も、すべて自分次第という究極の冒険を楽しめます。
仕事によっては職歴や学歴もほとんど関係ない世界なので、サバイバルスキルが高い人ほどフリーランスに向いています。
しかし、フリーランスは会社員と違い安定的な収入は期待できません。そのため「低収入→高収入」の深く長いトンネルをくぐり抜ける体力が必要であり、また何度失敗しても立ち上がるバイタリティも重要です。
会社員とフリーランス、HSS型HSPにはどちらが合う?
結論として、私はフリーランスのほうが向いていると考えています。ただし、HSS型HSPといっても、育った環境や個々の才能によって適した働き方は大きく異なります。
そのため、最終的には自分に合った最適な選択をするしかない、というのが私の考えです。
安定と自由のバランスをどう取るか
HSS型HSPにとって最適な働き方は、「安定」と「自由」のバランスを、自分に合った比率で取ることだと考えています。
例えば、会社員として週3日働き、残りの時間をクリエイティブな仕事に充てるという選択肢があります。
こうすることで、会社員のメリットである安定した収入を得つつ、フリーランスのように自由で創造的な活動を続けやすくなります。
そうすれば、HSS型HSPの特性による強み(創造性/人の支える力/ずば抜けたアイデア力/洞察力など)を活かした仕事を、長期的にやりやすくなるはずです。
つまり重要なのは、会社員とフリーランスそれぞれのデメリットを最小限に抑えつつ、自分が満たされる最低限のメリットを確保すること。
そうして、安定と自由のバランスを意識しながら、無理なく続けられる働き方を見つけることが大切です。
自分に合った働き方を見つける3ステップ

「ここまでの話は読んだけど、結局どうやって自分に合った働き方を見つければいいかわからない」という方もいると思います。
そこで最後は、HSS型HSPの私が考える、具体的に自分に合った働き方を見つける3ステップを解説します。
1.月の生活費を把握する
HSS型HSPさんがこの時代を生き抜く上で重要なのは、とにかく生活費を下げることです。
なぜなら生活費を下げれば、仮に仕事が続かなくても、メンタルを病んでも、すぐに生活ができなくなることがないからです。
とにかく生活費を下げることは、私の好きな作家「四角大輔さん」や、同郷福岡出身の「ミニマリストしぶさん」などが提唱する「ミニマムライフコスト」(1年間、生活する上で最低限必要なランニングコスト)をもとにしています。
私も生活費を下げる実践をしており、私ひとり10万円くらい。奥さんと暮らしていますが、無駄な支出を最大限削れば、自分らしい暮らしをしてもこの程度で済みます。
また、月の生活費の目安は急な出費が発生する高支出の月にも対応できるよう、1年間の平均支出を取るのが理想。しかし、難しい方は3ヶ月くらい数字を追えばだいたい予想できます。
2.生きていくために必要な最低限のお金を稼ぐ
月に必要な最低限のお金を把握したら、次はそれをどうやって稼ぐかを考えます。
「最低限のお金」は、ひとによっても生活の条件(家持ち・実家住み・ひとり暮らしなど)でも違うので、やり方は無限です。
とはいえ一般的には「ひとり暮らし/最低生活費12万程度」くらいだと思うので、現実的には以下のような稼ぎ方が見えてきます。
- 時給1000円×8時間×週4日×4週間=128,000円
- 1日15,000円稼げる仕事×週2日×4週間=120,000円
- 実家に引っ越して生活費12万→6-7万に下げる→地元でバイト週4日×5時間×時給900円×4週間=72,000円
つまり大事なのは、HSS型HSPさんと相性のよくない「週5フルタイムの働き方だけしか選択肢がない」と思わなくていいということです。
3.余った時間で理想の働き方を構築する
最低生活費で生きる最大のメリットは、HSS型HSPの特性に寄り添った働き方を構築する時間を作れることです。
HSS型HSPさんは社会的活動が苦手でも社会不適合ではなく、環境不適合な場合がほとんどだと私は信じています。
そのため、いちばん手取り早いのは、自分が輝いて生きていける道を自分で作ることだと思っています。
そのために必要なのは、時間です。週5日働いて副業をして軌道に乗せる猛者もいますが、私はそうなれなかったので、他の戦略を考えました。
そこで導いたのが、「最低限の生活費を把握・確保し、常識や世間の価値観を気にしすぎず、余った時間で自分らしい働き方(生き方)を構築する」なので、これはほんとうにおすすめ。
だからといって完璧じゃなくていいですし、たくさんのお金を稼がないといけないわけでもありません。
週2-3日バイトしてのんびり生きることが合っている人もいますから。ただ今日も自分らしく生きられていれば、それで十分です。
そう考えれば、フルタイムの会社員でないといけないことはなくなり、仕事や生き方の選択肢が増え、安定と自由のバランスも取りやすくなります。
まとめ

自分や家族が最低限生きていくうえで必要なお金を把握・稼げれば、週5日の合わない働き方を手放すことが可能です。
現時点では、HSS型HSPは自分も他者も理解のしづらい特性だと思います。だからこそ、時間をかけてじっくり自分を受け入れ、自分を縛るいろんな重りを手放していくことが重要。
そのためには、以下のことを意識してください。
- 会社員は収入が安定するが、自由は少ない
- フリーランスはすべて自由に決めれるが、収入が不安定な時期もある
- 会社員として週3日働き、残りの時間をクリエイティブな仕事に充てるなど、自分にあった「安定」と「自由」のバランスを取ることが大事
- 生活費を最低限稼いだ残り時間で自分らしい働き方を構築する
改めて言われると変かもですが、あなたは自由です。好きに生きてください。私も好きに生きます。
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